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テンヨー2019年新製品レビュー①

懲りもせずにTです。こないだの記事ではディーラーズ・アイテム『サプライズ手帳』だけレビューしてみたんですけど、テンヨーフェスで買ってきたのはあれだけではありません。

DSC_1376.jpg
(↑サプライズ手帳)



むしろこちらの方が気になってる人多いと思うのですが、2019年度テンヨー新製品はワールド・グレイテスト・シリーズも含めて6点あり、そのうちの3点が前半組として販売されました。残りの3点は1か月後ぐらいになるのかな? たぶんそちらが出たらそちらのレビューもすると思いますので、この記事は①としておきます。

ちょっと前からテンヨー新製品は発売の時期が2段階になったんですが、これは待つ楽しみが持続するのと、財布に優しいんで(と感じさせるテンヨーの策略?)僕はこの形態のほうが良いんじゃないかと思いますね。

売り場は相当混みあってて、実演はあまりきちんと見られなかったんですが、さっそく紹介していこうかなと。



①ミラクルミルクチョコレート

DSC_1363.jpg

開封した直後、商品の状態を目にしてすぐ「えっ、どういうこと?」と。これでなんであの現象が達成できるのかすぐには理解できなかったのですが、いじくってみて感心。
「そういうことか!」

この商品、手に入れた人が口をそろえて「テンヨーみ」という言葉を使うんですが、確かにいかにもテンヨーっぽいトリック。それもそのはずで、鈴木徹さんの作品でしたね。「あれ、そうだったんだ?」と思ったのですが、鈴木さんは現在テンヨーの副社長という立場にいらっしゃるようです。テンヨーフェスティバルでは途中で鈴木さんが挨拶に登場し、「テンヨーフェスティバルが終了するとか、テンヨーが手品事業から退くなんて噂がありますけど、嘘です」と心強い「やめへんで」宣言をしていらっしゃいました。

DSC_1369.jpg

さて、どうしてこんなに「テンヨーっぽい」のか考えてみたんですが、いろいろ理由はあるな、と。

1. 見た目のかわいらしさ。話が盛り上がりそう。
2. コンパクトでポケットに入るサイズ、携帯していつでも即座に見せられる。
3. おもちゃとしていじくる楽しさがある。
4. 手品としてもよく出来ていて、不思議。
5. 機構に意外性があり、精巧。

確かにこれはテンヨーみの塊ですね。

非常に似た印象を与えるトリックとして、2017年の「マジカルチョコレート」というものがあり、チョコレートがデザインされたカードのうち、観客の選んだチョコの角が欠けてしまう(移動する)という現象で、これはこれで傑作なのですが、原理から全く違います。でも、きっと鈴木さんの発想の中では何かしらの連想があってこの2作に至ったのでしょう。クリエイターってすごいな、と改めて感じたのでした。

DSC_1366.jpg
(↑マジカルチョコレート)

余談ですが、「ミラクルミルクチョコレート」を収めているパッケージに「No.4」の文字が刻印されていました。サイズがちょうど良かったので流用したのでしょうか、これってアレですよね。タバコをジグザグに切っちゃう例の装置。



②インスタマネー

DSC_1365.jpg

白い紙をお札に印刷! 僕が前もって得ていた情報だと「お札が見る見るうちに白紙に」という現象で、「えっ、何で白紙→お札じゃないの?」と戸惑い、タネにかかわる秘密があるのかな? などと想像しましたが、そんなこともなく。どっちからどっちに変化させることもできます。

変化の具合がなかなか奇妙な印象を与えます。仰々しすぎない道具で印刷が起こる。まあ、僕は割と仰々しい道具を持ち出して紙幣を印刷するといった手品も(バカらしさがいかにも手品っぽくて)好きなんですが。

DSC_1372.jpg

クリエイターの小宮さんは前にも「マネーショック」というものがあり、お札になるトリックに対するフェティシズムがあるのかな、と思ってちょっと調べてみたら「魔法の錬金術」も「ミリオネアドリーム」も小宮さんの考案じゃないですか。金を生む手品マニアだ。

不器用なのでちょっと扱いに難儀しています。うまく見せるにはもうちょっと訓練が要りそう。



③スマホイリュージョン

DSC_1364.jpg

これはJeimin氏が考案し、Silk thru Phoneというタイトルで手品界隈に流通していたものですね。目を疑うようなビジュアルな現象が気軽に起こせるものです。今どきの商品にしばしばありがちな「映像だとすごそうだけど実際にはキツくないか……?」というようなこともなく、きちんと目の前で貫通現象を起こすことができます。

今回の商品はテンヨーによる新たな工夫など、いくつかアイデアの追加された説明書&道具となっていて、これがかなり良いです。演じやすくなっている印象です。これはテンヨーみというより、テンヨークオリティというべきか。シルクも付いています。

DSC_1374.jpg
(↑デックは付属しません)

このトリックは元のSilk thru Phoneという名で売られていた時からかなり好きで、見た目としては今風のストリートマジックって印象なんですが、裏側は極めてシンプルでいかにも「手品」らしいとしか言いようのない発想で解決しているんですよね。この落差がめちゃくちゃ「手品だ……」って感じで好きです。伝わらない人には全然伝わらないような表現ですみません。

一種のジレンマとして、傑作だと分かっているからこそ「これが一般の人たちの手に渡るのか……隠しておきたい……」という手品人特有の独占欲もありつつ、「開封してみてあまりに想像との落差でガックリしてしまって人に見せることなく終わっちゃう子供とかいないだろうか」というおせっかい極まりない心配などをすでに始めてしまっている始末。なんなんだお前は。

僕はスマホで行うという見せ方にそこまで魅力を感じないので(こっちの方が好きな人がいるというのも分かりますけどね)、デックケースを使って演じることになりそうです。




以上が先行販売された新製品です。11月販売予定の商品は、「サイコロ大集合!」「マジカルポートレート」「THE 瞬間移動」の3点。それぞれ田中大貴さん、佐藤総さん、熊澤隆行さんの考案。ぱっと見の印象だけ書いておくと、先の2作はUFOダイスとかトミー・ワンダーのルービック・カードを連想させられ、最後の1作は「THE」と付くネーミングや道具のデザインなどいかにも往年のテンヨー商品を彷彿とさせるルックで、今からすでにあふれ出るテンヨーみによってむせ返りそうです。この3点も期待して待ちたいと思います!
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