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Seeds & Gimmicks

こんにちは。

本日はこざわまさゆきさんのレクチャーノート『Seeds & Gimmicks』を紹介します。

下記サイトからpdf版を購入できます。
https://gumroad.com/l/szngmx

今回厳正な抽選の結果、冊子版をいただきました。ありがたいことです。前作の『ten little tricks』同様に読み物として面白く、余禄も充実していて読みごたえがあります。

それではさっそく作品ごとの感想をどうぞ。

1. With or Without the Hole
穴を使うマジックの導入でいい感じにもやもや感を与える手法の解説です。
こざわさんのマジックはワンポイント加えてひとひねりしたら面白くなったよというものが多い印象ですが、この作品に関してはガチでワンポイントのみで成り立っています。現象を書いてしまうとそれが全てなので、現象説明ももやっとさせていただきます。仙台レクチャーの際に見せていただいたのですが、面白いので是非一度生で見せてもらうことをおすすめします。


2. Sympathetic Twist
ツイスティングジエーセスに同調という演出を加えた作品です。
既存の現象にワンポイント加えた系の作品ですが、そのワンポイントがいい感じに効いてきます。特に2枚目のAがひっくり返るところはよりわかりやすく衝撃を与えられる気がします。あとこの手法を取り入れると個人的に気になっていた部分が解決できることがわかったので、僕もバリエーションを考えました。良い作品です。


3. Full Lineup
ニックトロストのラインナップをフルデックで行います。
これもレクチャーで見せてもらった作品ですが、レクチャーのときは違うセッティングだった記憶があります。こちらの方が裏側の仕事量も減るので良いですね。


4. Electric Prophet
ミラスキルの改案です。ミラスキルの改案というとジョンバノンのものがお気に入りなのですが、それと比べても全く見劣りしない作品です。同じ原理のはずなのに全然違う現象に見えるところも面白いところ。商品化もされていて後輩にプレゼントしようと思って買ったままずっと保管してあるので、そのうちコンテストでも開いて景品にしようと思います。


5. Lie to Me
持っているカードのマークを嘘発見器の演出で当てる作品。
とある有名な原理を使いますが、そういう使い方もあるのかと感心する作品です。後述するWho has the Joker?と比較すると嘘発見器のくだりで1人あたりにかかる時間が長い印象です。嘘発見器のくだりは捨てて、3枚のうち2枚を捨ててもらって残った1枚の色を当てる方がテンポが良くなるのではと思ったり。


6. Who has the Joker?
ジョーカーを持っている人が誰なのかを当てます。
○○ Card Trickのバリエーションに当たるのですが、根幹となる原理の本来の使用法から少しずれた使い方をしているところが個人的なお気に入りポイントです。最後のジョーカーを引き抜くくだりは本来の使用法に近くなってしまうので、個人的には誰が持っているか当てるだけで終わりたいところです。


7. Magician’s Poker
佐藤喜義さんのESPER'S POKER DEALに一工夫加えた10カードポーカーディールです。このタイプの作品は1つ覚えていれば十分かなというイメージがあって、個人的にはT君のTriumphant Pokerが一番好みですが、こちらは比較的お手軽なので覚えておくと良いことがあるかもしれません。工夫点が上手く効いていて、プチ予言風に見せることができるところがお気に入りポイント。

8. Visible Invisible Deck
片倉さんのインビジブルデックの改案です。原案で使われる透明なカードをブランクカードに置き換えることでわかりやすく、演出はシュールさをより前面に押し出している印象です。原案も素晴らしいので、レギュラーデックしかもっていなかったときは原案、ブランクカードをたまたま持ってた(もしくは気合を入れて持って行った)ときはこちらで使い分けると良さそうです。


9. Clueless
推理小説仕立てのマジック。観客の中に紛れ込んだ殺人鬼(という設定の人)を演者が探偵役となって探し出します。
非常に面白いので是非演じたいのですが、レクチャーの感想でも書いた通り終盤の犯人の絞り方がどうしても雑になってしまうので演じる人を選ぶような気がします。個人的にはもう一つブレイクスルーが欲しいところ。正体隠匿ゲーム系の演出と絡められるとさらに面白くなるような気がしますが、まだうまくまとまらないので天啓が降りてくるのを待ちます。


10. Old Maid’s Piano
言うまでもなく傑作。ピアノトリックの最適解が出てしまった気がします。
余禄がものすごく充実しているので、石田コラム等が好きな人はとても満足できると思います。満足しました。


その他にも不条理を導入する方法論、奇術の作り方、セルフワーキングマジックに関する考察や、演出に関してのコラムがあり、筆者としましては許容量を超える刺激を受けしまい咀嚼が追い付かない状態です。クリエイター、研究家気質の方には是非おすすめしたい一冊です。
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