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マジケ2020参加のお知らせ

こんにちは。ムナカタ・ヒロシです。

このたび、5/2~4の3日間にわたって無観客で開催されることが決定したマジックマーケット2020に参加させていただく運びとなりました。
東北大学クロマドウ会」のブース名で、サークル関係者がレクチャーノートを販売します。ぜひ(オンラインで)お立ち寄りください。

それでは、さっそく商品を紹介します。




商品① 『52Hz』

表紙イメージ小


「ごじゅうにへるつ」と読みます。僕がこの数年間にわたって試行錯誤や改良を重ねてきたオリジナルのカードトリックを解説してあります。数理原理からピュアなスライトまで、あえて毛色の異なるバラバラな奇術を選んだので、カード奇術を愛好する方であればどんな方であっても楽しんでいただける部分はあると思っています。中級者以上の読者を想定しています。マニア向け……かもしれません。

A4サイズ、モノクロで全102ページ。価格はタイトルにちなみ5200円としたいところですが現実的ではないので、ひっくり返してマジケ特価2500円にて販売。半額以下(当社比)!

以下、内容紹介です。全5章に分かれています。


第1章 Traveling
カードを用いて演じる現象の中でも、特に移動に主眼を置いたトリックを集めました。

Split(*) 4エースを用い、観客の自由なコールに応じてカードトゥポケットを行います。パームを使いません。

Vol-de-Nuit Hofzinser(*) 筆者流のホフジンザープロブレムの解法です。本書では唯一ギャフを使う手順ですが、ありふれたギャフなので手に入れやすいはずです。

Double Date テンヨーのディーラーズアイテム『サプライズ手帳』にトリビュートした手順です。2人の観客のカードが手帳に書かれた数字に従って現れます。


第2章 Mental
いわゆるメンタルマジック寄りのトリックを集めてあります。

Power of ‘JUNISHI’ 十二支のシンボルをすべて半分に切った「絵合わせ」の山があります。この中から観客に好きなカードを選んでもらうと、その結果が完璧に予言されていることが分かります。

バリエーション:Power of ‘JUNISHI’ 2.0 「絵合わせ」の中で1か所だけ一致するカードがあると説明し、観客にそのカードを当てることに挑戦してもらいますが失敗します。しかしその結果が完璧に予言されていることが分かります。

Ariadne 観客に手伝ってもらい、裏表バラバラな二十枚強のパケットを作ります。演者は視覚的情報に頼らずカードの表と裏、赤と黒を判別します。借りたデックで演じられます。

The Equi-voyance Test(*) よく混ぜたデックから、無作為に3枚のカードを抽出し、どのカードを使うか観客が決定したうえで透視能力の実験を行います。観客はカードを当てることができませんが、演者は100%正確に言い当てます。借りたデックで演じられます。


第3章 Playing
箸休めのような章で、遊戯的に楽しんで作ったトリックが解説されています。

Fake Monte Move(*) モンテムーブに見せかけてモンテムーブを行わない、マジシャンフーラーです。

Psychokinepick(*) マジシャンが手をかざすと、デックのトップカードがひとりでに動き始めます。動かすカードは52枚中のどれでもよく、演じる前後でデックも手もあらためることができます。

Rashomon Monte(*) 3カードモンテのデモンストレーションを行いますが、なかなか当たりません。演者は観客に暗示をかけることで惑わせているのだと説明します。より深く暗示をかけると、手伝い役の観客は、カードが表向きになっているにも関わらず当てることができなくなります。


第4章 Et Cetera
1章から3章に含まれない現象のカード奇術たちです。

Sinking Aces(*) エース4枚のうち、観客のコールに応じて選ばれたエースがマットを貫通します。

Closed Marriage-Brokers 演者と観客とでQとKのペアを作っていきます。確認してみるとどのペアもスートが不一致であることが分かりますが、ジョーカー2枚のあいだを通すことですべてのペアのスートが一致していきます。ロイ・ウォルトンのマリッジブローカーズをすっきりとアレンジしました。

Awkward Rising ケン・クレンツェルのライジングカードをコメディ/サカー風に演出づけた手順です。


第5章 Extra
おまけの章です。非カード奇術や、カード奇術にまつわる記事など。

Crystal Clarity テンヨーの『クリスタルボックス』にトリビュートした手順で、意外な現象が連続して起こります。

ラブアダブバニッシュについて(*) ラブアダブバニッシュという技法について、筆者の観点からコツを詳述してあります。

ルポールワレット用封筒について ルポールワレットに用いる封筒の工作について素材選びから詳述してあります。


なお、タイトルに(*)のマークが添えられているものは、以前にコピー本等でマジケを通じて発表したことがある文章です。半分程度が再録となりますが、手順や解説の表現含めてどれも全面的に書き換えてあり、そのまま収録しているものはありません。ちなみに筆者が参加した2017年のレクチャーノート『FIVE FLAVORS』と内容の被りはありません。

またそれぞれのトリックを構成した意図や背景については、クレジット(完璧ではないと思いますが)と併せ筆者の可能な範囲で丁寧に解説してありますので、その点での読みごたえも十分です。

2年かけて書いたんで濃密で丁寧な内容になってるはずです……なにとぞ。
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